コーディング特化AIツール

「コードを書く・直す・テストする」を主戦場にしたツール群。CLI/エディタ統合/IDE拡張など、入り口の形が違うので「自分の手元にどう置けるか」で選ぶと失敗しにくい。

Cursor

Anysphere / VS Codeフォーク

CODING

VS Codeそのままで AI が同居するエディタ

得意
エディタ内完結のチャット・補完・差分編集。VS Code資産(拡張)をほぼ流用可。
苦手
ターミナル中心の自動化。複数モデル切替の混乱(慣れが要る)。
向く人
普段からVS Codeで開発していて、エディタを離れたくない人。
無料 / Pro $20Business $40〜 公式へ →

Codex CLI

OpenAI / ターミナル

CODING

OpenAI製の自律的ターミナルAI(GPT系モデル)

得意
長時間の自走実行、画像生成同梱(GPT Image 2)、サンドボックス実行。
苦手
セッション管理が独特(non-TTY設定で詰まりやすい)、慣れないと暴走方向に走ることも。
向く人
OpenAIモデルが好き・夜に走らせて朝に結果を見たい人。
ChatGPT Plus同梱 $20API従量も可 GitHub →

GitHub Copilot

Microsoft / GitHub・IDE拡張

CODING

VS Code/JetBrains に住む老舗のAI補完

得意
関数単位のコード補完、Chat、PRレビュー支援。GitHub連携が圧倒的に滑らか。
苦手
大きなリファクタや「ゼロから設計」。エージェント的な自走はまだ後発。
向く人
普段GitHubで業務している人、組織でセキュリティ要件がある人。
無料枠あり / Pro $10Business $19 / Ent $39 公式へ →

Windsurf

旧 Codeium / エディタ

CODING

Cascade(自律エージェント)を中核にしたAIエディタ

得意
エージェント駆動の連続編集、複数ファイル理解、無料枠の手厚さ。
苦手
エコシステム(拡張)はVS Code直系に劣る部分あり、最新モデル追従はやや後発らしい。
向く人
Cursorと比べたい・「AIに任せて流れる」感覚が好きな人。
無料 / Pro $15Teams $35〜 公式へ →

Zed

Zed Industries / エディタ

CODING

Rust製・極速のエディタにAIが乗ったやつ

得意
起動・編集の体感速度、コラボレーション、複数モデル選択(Claude/GPT/Geminiなど)。
苦手
VS Code拡張は使えない。エコシステムは育成中。
向く人
軽さ最優先・モダンなエディタを試したい人、ペアプロをよくする人。
無料 / Pro $20BYOK でも使える 公式へ →

チャット・汎用AIツール

ブラウザを開けばすぐ使える、いわゆる「ChatGPT的な」面々。文章・要約・翻訳・思考整理など、コードに限らない用途の主戦場。

ChatGPT

OpenAI / Webアプリ

CHAT

最大手の総合AI。万能型でエコシステムが厚い

得意
文章・コード・画像・音声・検索・カスタムGPTまで網羅。GPTs/Memoryで長期人格化も。
苦手
長文の正確な要約はやや雑になることがある、コンテキスト窓は他社に追いつかれてきた。
向く人
とりあえず1本で済ませたい・GPTsのエコシステムを使いたい人。
無料 / Plus $20Pro $200 / Business $25〜 公式へ →

Gemini

Google / Web・アプリ

CHAT

Google検索・Workspaceとの統合が強み

得意
Gmail/Docs/Driveとの連携、長文コンテキスト、画像理解、最新情報のWeb統合。
苦手
細かい指示への追従精度はGPT/Claudeに僅かに劣ると言われがち(モデル次第)。
向く人
Google Workspaceがメイン環境・最新の検索結果を踏まえてほしい人。
無料 / AI Pro $19.99Ultra $249.99 / Workspace別 公式へ →

Perplexity

Perplexity AI / Web・アプリ

SEARCH

引用付きで答える「答えを返す検索」

得意
事実確認、出典明示、最新ニュース、研究下調べ。Spaces/Pages で資料化も。
苦手
ゼロから創作・コード生成は他に任せた方が早い。雑談には向かない。
向く人
「正解より出典が欲しい」研究者・記者・コンサル系。
無料 / Pro $20Enterprise $40〜 公式へ →

画像・マルチモーダル

絵を作る、写真から読み取る、図を描かせる。テキストだけでは足りなくなった瞬間に呼ぶ4つ。

Midjourney

Midjourney Inc. / Web・Discord

IMAGE

芸術寄り・ハイクオリティ画像生成の代名詞

得意
コンセプトアート、ファッション、ポスター、画作りの安定感。スタイル参照の精度。
苦手
正確な文字、図表、UI再現。商用利用条件は要確認。無料枠は実質ない。
向く人
ビジュアル品質を最優先するクリエイター、SNS用の絵を量産したい人。
Basic $10〜Pro $60 / Mega $120 公式へ →

DALL·E 3 / GPT Image

OpenAI / ChatGPT内蔵

IMAGE

指示通りの絵を素直に出す、ChatGPT同梱の画像

得意
指示の忠実さ、文字(英語)の再現、ChatGPT内で会話しながら直せる手軽さ。
苦手
純粋な芸術性ではMJに一歩譲る、規制が厳しめで弾かれる題材がある。
向く人
とりあえず1枚すぐ欲しい、ChatGPTを既に契約している人。
ChatGPT Plus同梱 $20〜API従量課金 公式へ →

Stable Diffusion

Stability AI / オープンモデル

LOCAL

手元で動かせる「自由度マックス」のOSS画像AI

得意
ローカル実行、LoRA/ControlNetでの細かい制御、商用条件のコントロール。
苦手
環境構築の手間、GPU資源、モデル選定。気軽さは負ける。
向く人
GPUを持っているタイプの人、機微画像を外に出したくない人、徹底的に詰めたい人。
無料 (OSS)クラウド版 $9〜 公式へ →

Gemini (画像対応)

Google / マルチモーダル

IMAGE

写真理解+画像生成(Imagen)が会話に溶け込む

得意
画像から文字起こし、図解の解釈、Imagenベースの安定した生成、Workspace同梱。
苦手
クリエイティブ最優先用途ではMJに、指示忠実度ではDALL-Eに僅差を譲ることも。
向く人
Google環境の人、画像認識(OCR/解釈)と生成を同じUIで済ませたい人。
無料 / AI Pro $19.99Ultra $249.99 公式へ →

特殊用途・ローカル

「資料から答える」「ノートツールに住む」「PCの中だけで動かす」など、汎用チャットでは代えにくいやつら。

NotebookLM

Google / 研究・要約特化

RESEARCH

「自分の資料」だけに答えるAIノート

得意
PDF/Doc/Webを Sources に投げて要約・QA・Audio Overview(自動ポッドキャスト化)。引用つき。
苦手
登録外の知識は答えない(=ハルシネーション抑制の代償)、生成系の創作は不向き。
向く人
論文を読み込む研究者、契約書レビュー、教材化したい教員。
無料 / Plus $19.99 (AI Pro同梱) 公式へ →

Notion AI

Notion Labs / Notion統合

DOCS

ドキュメントの中で要約・翻訳・自動入力

得意
Notion内のページ横断検索・要約・翻訳・議事録自動化。テンプレと相性が良い。
苦手
Notion外の作業には弱い、汎用LLMほどの推論力は期待しない方がよい。
向く人
すでにNotionにナレッジを集約している組織・個人。
$10/user (年払い)Notion Plus $12 と別契約 公式へ →

Ollama

Ollama / ローカル実行ランタイム

LOCAL

手元のMac/PCでLLMを走らせる定番ランナー

得意
llama.cppベースで簡単起動、Llama/Qwen/Gemma/DeepSeekなど多数モデルを `ollama run`。
苦手
大型モデルはGPU/メモリ要求が高い、UIは別アプリ(Open WebUIなど)が必要。
向く人
機微情報を外に出せない人、オフラインでも動かしたい人、技術検証用。
無料 (OSS)ハードコスト次第 公式へ →

LM Studio

LM Studio / GUIローカルLLM

LOCAL

GUIだけでローカルLLMを試せる入門ツール

得意
HuggingFaceモデル探索→DL→チャットがGUI完結。OpenAI互換APIサーバ機能あり。
苦手
細かい自動化はOllamaの方がCLI連携で楽、最先端機能の追従はやや遅め。
向く人
ターミナルが苦手・「ローカルLLM?まずは触ってみたい」入門勢。
個人無料 / 商用は要相談 公式へ →

比較マトリクス

主観評価。実用ベースで「初心者がパッと判断するため」の早見表。横スクロール可。

観点 \ ツール Claude
Code
Cursor Codex
CLI
GitHub
Copilot
Claude.ai ChatGPT Gemini Perplexity Midjourney NotebookLM Ollama
ファイル直接編集
ターミナル操作
画像生成
日本語対応
無料枠の充実
API提供
ローカル実行
IDE統合
Web検索
価格対パフォーマンス
圧倒的に強い 普通に実用 設定や工夫で何とか 期待しない方がよい ※ 主観評価。2026-04 時点

使い分けフロー — 「何がしたい?」から逆引き

「コーディング以外も触ってみたい」初心者向けの分岐。最初の質問は 「やりたいことは何ジャンル?」

START — 何がしたい? 用途で分岐 → 第一候補へ コードを書く 実装・修正・テスト 文章を書く 要約・翻訳・整理 画像・図が欲しい 生成・解釈 調べる・読み解く 資料QA・検索 Claude Code Cursor Copilot Codex CLI Claude.ai ChatGPT Gemini Notion AI Midjourney DALL·E 3 Gemini Stable Diff. NotebookLM Perplexity Claude.ai ChatGPT検索 「ローカルで動かしたい」枝 手元のPCで動かしたい? 機密・オフライン・GPU活用 Ollama (CLI派) LM Studio (GUI派) ※ 機密データ処理・オフライン用途はこちらの枝へ

コードを書きたい

規模・好みに応じて4択。エディタ派かCLI派かが第一の分岐。

  • Claude Code — 大きなリポジトリ、複数ファイル横断
  • Cursor — VS Code環境でAI同居
  • GitHub Copilot — 既存IDE資産を活かす
  • Codex CLI — 自走型・夜寝てる間に走らせたい人

文章を書きたい

長文の自然さなら Claude.ai、対応範囲なら ChatGPT、職場のドキュメントなら Notion AI。

  • Claude.ai — 長文要約・編集
  • ChatGPT — 万能型、GPTsで使い回し
  • Gemini — Google Workspaceに統合
  • Notion AI — Notion内で完結

画像が欲しい

クオリティ重視か、すぐ1枚欲しいか、徹底制御か。

  • Midjourney — クリエイティブ最優先
  • DALL·E 3 — ChatGPTで会話しながら直す
  • Gemini (Imagen) — Google環境で完結
  • Stable Diffusion — ローカル徹底制御

論文・資料を読み解きたい

「自分の資料に閉じた回答」なら NotebookLM が頭ひとつ抜ける。

  • NotebookLM — 引用付きQA・Audio Overview
  • Claude.ai — 長文単発の精読
  • Perplexity — 出典付きの広い下調べ

検索しながら答えが欲しい

事実確認・最新情報。「答えだけ」より「出典」が欲しい時。

  • Perplexity — 引用駆動の検索AI
  • ChatGPT (検索モード)
  • Gemini — Google検索と地続き

ローカルで動かしたい

機密データ・オフライン・GPU活用したい時。

  • Ollama — CLIで素早く
  • LM Studio — GUIで入門
  • Stable Diffusion — 画像系ローカル

使い分け実例 — 「私はこう使い分けています」

  • Claude Code:大きめのコードを書く・直す。複数ファイルにまたがる作業はこれ一本。
  • Claude.ai:日本語の文章を書く(ブログ・告知文・メール下書き)、長文の論文要約。
  • ChatGPT:とにかく早く1枚画像が欲しい時、雑な雑談で発想を広げたい時。
  • Perplexity:あやしい情報の出典確認、リサーチの初動。
  • NotebookLM:複数の論文・資料をまとめて咀嚼する時、ポッドキャスト化したい時。
  • Ollama:機微なデータをLLMに食わせたい時、ネットなしで動かしたい時。

初心者にはまずどれ? — 優しい提案

迷ったら、用途を1つに絞って 無料枠 から触るのがコスパ最強。最初の3本はこれ。

  1. ChatGPT 無料版:何でも聞ける万能型。「AIの肌触り」を知るのに最適。
  2. Claude.ai 無料版:文章の自然さ・長文処理の強さを比較体験。
  3. Claude Code(or Cursor 無料版):「コードに触ってみたい」と思った時の入り口。

※ 1ヶ月触ってみて「これは毎日使う」と分かったツールだけ有料化、が後悔の少ない順番。